最近,マクスウェル方程式の三次のほうである
はを共変成分として計算を行うと自然と共変形式の電磁気におけるビアンキの恒等式が導かれることを確かめ,逆に反変成分で行うと
とリーマン曲率テンソルが出現することを知った.また基底を対象にすると
とリーマン曲率テンソルを三つ足して0になるというあの恒等式と等価な恒等式を導いたのだった.僕はリーマン曲率テンソルの幾何代数的定義みたいなのを期待したのだが恒等的に0なものなのでかなりつまらないと感じた.そこでせっかく幾何代数では基底が各点で定義されているのだから,あの平行移動の微小変化させてから別の微小変化させたものとその別の微小変化を先にしてから微小変化させたものの差でリーマン曲率テンソルを定義するやつを基底で考えてみよう.
今回はこれを使って計算してく.ただしは省略する.
ちなみにこれにとの峡積をとったものがリッチテンソルである.