偏微分は可換であるとする.
これはの中身が任意の基底と直交している高次元への法線ベクトルであることを示唆している.単位法線ベクトルをとおき中身を
とすれば
これはオイラー方程式とよばれる.ちなみには第2基本量とよばれ
より
の対称性を持つ.の関係を知りたい.
オイラー方程式の両辺をと内積をとって.
より
よって
この公式は誰かが見つけているだろうが僕が知る限り名前はついてない.この式ははによるということを言っている.さてであるが基底の張る空間の次元よりも2以上高い次元を考えると方向が定まらないだろう.(実は定まり,次の仮定が仮定無しで導けるならぜひ教えていただきたい)そこで次のように仮定する
であるが基底の張る空間のベクトルならと直交しているので
と書けると仮定する.は
より
である.よって
これはワインガルテン方程式とよばれる.(赤文字が真なら先ほどの式と等価である)
まとめると
が基底の張る空間のベクトルならば
さてよく
とされるがこれはどういうことか.これはが基底の張る空間のものによって知覚できないためにに基底の張る空間への射影(はみでた高次元的に垂直なベクトルを0にする作用素)の意味を含ませているといえるだろう.区別するためにこの偏微分を
と表記しよう.接空間の基底がでありその基底が作るテンソル代数のの元に対し
は共変微分と等価になる.